おじいちゃんは大好き…でも、このかみの色と目の色はきらい
ぼくは毎日一人ぼっちだった
皆に「いっしょに遊ぼう」と言っても、誰も遊んでくれない
「へんなかみの色」とか「目の色がへん」
そう言って誰もぼくと遊んでくれない
だからぼくは毎日一人で遊んだ
おじいちゃんが作った“ステンドグラス”のある教会で絵本を読んだ
その絵本がぼくは大好きだった
ドイツ語で書かれてあってぼくには読めなかったけど、おじいちゃんが何度も読んでくれたからお話は全部覚えてる
お姫様と王子様がであって“恋”におちてむすばれるお話
今日もぼくは教会で一人で絵本を読んで帰るとちゅうだった
そのと中で女の子にあった
ピンク色のかみをした小さい女の子
その子は泣いていてとってもかわいそうだったから、ぼくは「どうしたの」って声をかけた
その子は泣きながら「まいごになって帰れないの」って言った
「ぼくがつれて行ってあげる」
ぼくがそう言うと女の子は泣き止んで「ありがとう」って笑って言った
さっきまで泣いていたのに、ふしぎな子だなぁ…ってぼくは思った
その子は本当にふしぎな子だった
だって、ぼくのかみと目の色を見ても「変」なんて言わなかった
それどころか「かみはたんぽぽの色で、目ははっぱの色だね」って言った
「かみも目もキラキラしててとってもきれい」って笑って言ってくれた
ぼくは何だかはずかしくなって下をむいて歩いた
女の子の家に着くと、「ありがとう」って笑ってから「今度はいっしょに遊ぼうね」って言ってくれた
それからぼくは独りで教会に行くことはなくなった
だって、いつもあの子といっしょだったから
それに、あんなにきらいだったかみと目の色も大好きになった
だって、あの子が「きれい」って言ってくれたから
ぼくたちは教会でお絵かきをしたり、絵本を読んだりして遊んだ
ある日、あの子と教会に行くと中のこと
あの子は元気がなかった
だっていつもみたいに笑わない
いつもみたいに話さない
ぼくは心配になって「どうしたの?」って聞いたら、その子は急に泣きだして
「明日、おひっこしするの。もう遊べなくなっちゃう…」って小さな声で言った
ぼくはビックリした…もう遊べなくなるなんて…
でも、ぼくは気を取り直して言った「教会に行こう」って
教会に着くとぼくは絵本を読んだ
ぼくの大好きな絵本
「むかしむかし…」
鐘の音が聞こえた
ぼくは「もう行かなきゃ」って言った
だって、このままここに居たら泣いてしまいそうだったから
「…王子は必ず迎えに来るから…」
だからもう泣かないで
絶対ぼくがきみをむかえにいくから
だから待っていて欲しい
俺が迎えに行くその日まで
だから………
「「約束」」
ヒロインちゃんと王子の小さい頃の話
色々捏造してます。虐められてたとか、「もう行かなきゃ」の部分とか…
ドラマCDで語られてるんでしょうか?